夏越の大祓

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心も体もリフレッシュ!知っておきたい「夏越の大祓」の読み方・意味・歴史

早いもので1年も折り返し地点を迎えます。この時期、全国の神社で大きな「茅(かや)の輪」を見かけることはありませんか?これは毎年6月30日に執り行われる「夏越の大祓」という日本古来の神事です。

日々の忙しさで心が曇ったり、疲れが溜まったりしていませんか?今回は、そんな心身のモヤモヤをすっきりと洗い流してくれる「夏越の大祓」について、読み方や意味、歴史、さらに神社へ行ったときに困らない「茅の輪くぐりの正しい作法」まで分かりやすく解説します!

1. 「夏越の大祓」の読み方とは?

まずは正しい読み方からチェックしましょう。

  • なごしのおおはらえ(または、なごしのおおはらい)

神社によっては「夏越の祓(なごしのはらえ)」や「水無月大祓(みなづきのおおはらえ)」と呼ばれることもあります。「夏越」には文字通り「本格的な厳しい夏を無事に乗り越える」という意味が込められています。

2. 知っておきたい「意味」と「目的」

神道において、私たちは普通に暮らしているだけでも、知らず知らずのうちに「罪(つみ)」や「穢れ(けがれ)」を溜め込んでしまうと考えられています。

ここでいう「穢れ」とは、犯罪などの悪いことだけを指すのではありません。一説には「気枯れ(けがれ)」が語源とも言われており、ストレスや疲労によって「元気がなくなって心が曇った状態」も意味します。

夏越の大祓は、1年のちょうど半分にあたる6月30日に、この半年の間に身についた穢れを綺麗に祓い清める行事です。これによって心身をリセットし、残り半年の無病息災と家内安全を祈願します。なお、12月31日には対となる「年越の大祓(としこしのおおはらえ)」が行われます。

3. 1000年以上の伝統!「歴史」と由来

夏越の大祓の歴史は非常に古く、1000年以上の歴史があります。

  • 宮中行事としての始まり
    記録としては天武天皇の時代(7世紀後半)まで遡り、大宝律令(701年)によって正式な宮中行事として制度化されました。当時は、国を挙げて災いをお祓いする大変重要な国家行事でした。
  • なぜ6月に行うのか?
    古来、日本では梅雨から夏にかけての時期は食品が傷みやすく、疫病や洪水などの天災が多発する恐れがある、非常に危険な季節でした。そのため、本格的な夏を迎える前に神様にお祈りをして、病気や災いから身を守る必要があったのです。

4. 実践!「茅の輪(ちのわ)くぐり」の正しい作法

夏越の大祓の象徴ともいえるのが、境内に作られた茅(かや)草の大きな輪をくぐる「茅の輪くぐり」です。これは神話に登場する「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が、茅の輪を腰につけて疫病を免れたという故事に基づいています。

神社によって多少の違いはありますが、基本となる「8の字に3回まわる」作法を解説します。

  • くぐる前の基本
    まずは手水舎で手と口を清め、茅の輪の前に立ち、本殿に向かって軽く一礼(お辞儀)をしてからスタートします。
  • 正しい手順(4つのステップ)
    1. 【1回目】:正面から茅の輪をまたいでくぐり、左側に回って元の位置に戻ります。
    2. 【2回目】:再び正面からくぐり、今度は右側に回って元の位置に戻ります。
    3. 【3回目】:もう一度正面からくぐり、再び左側に回って元の位置に戻ります。
    4. 【最後】:最後にもう一度正面からくぐり、そのまま本殿へと進んで参拝します。
  • くぐるときのポイント
    くぐる際には、心の中で「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 のぶといふなり」(水無月の夏越の祓をする人は、寿命が千年も延びると言われている、という意味)という神歌を唱えながら歩くのが古くからの習わしです。
    ※神社によっては唱え言葉が書かれた看板が設置されているので、確認してみてくださいね。

5. 身代わりで清める「人形(ひとがた)祓い」

茅の輪くぐりと並ぶもう一つの代表的な風習が「人形祓い」です。人の形を模した紙に自分の名前や年齢を書き、その紙で自分の体を撫でて、最後に息を3回吹きかけます。自分の身代わりとなった人形に穢れを移し、神社で川に流したりお焚き上げをしたりして清めてもらいます。

まとめ:半年の節目に神社へ足を運んでみませんか?

私たちは毎日を一生懸命生きているだけで、どうしても心や体に疲れ(気枯れ)を溜めてしまうものです。

ぜひ6月30日はお近くの神社に足を運び、正しい作法で茅の輪をくぐってみてください。格式高い神事を通じて心と体をすっきりと洗い流し、清々しい気持ちで残りの半年を元気にスタートさせましょう!

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